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令和5年12月1日

~「フレイル」予防に注目を~


経済産業省が運営してきた「健康経営優良法人」認定制度の申請件数が年々増加し、制度スタートから9年目の令和4年度は1万7000件に上るなど、健康を経営的視点でとらえ、戦略的に実践する「健康経営」に取り組む企業が増えています。
そんな中、兵庫県では、従業員の加齢による心身の衰え(フレイル)の予防をめざす中小企業に対して、専門家チームを無料で派遣する事業を開始します。
従業員が健康で働ける期間を長くするために、派遣されたチームが事業所の健康管理担当者や従業員に対し、フレイル予防に向けた運動指導を行っていくといいます。少子高齢化を背景に高年齢労働者の活用が企業の課題になっていることを踏まえると、企業としては「従業員のフレイルの予防」に目を向けたいところです。
フレイルとは、加齢とともに心身が衰え、健康な状態から要介護状態へ移行する中間の段階を指す言葉です。「体力(動く)」、「栄養(食べる)」、「社会参加(つながる)」の3点が主な予防のポイントとされています。兵庫県では、従業員自身がフレイルかどうかを自ら確認できるチェックシートを作成してホームページで公開しているほか、東京都も専用サイト「介護予防・フレイル予防ポータル」のなかで、50歳以降の年齢階層別の予防策を提示しています。
企業においては、従業員にできるだけ長く健康を保った状態で働いてもらえるよう、これらのツールやサイトを活用し、従業員に対する働きかけを行ってみてはいかがでしょうか。

<労働新聞編集>






~約5割の企業が「人材評価」「賃金報酬」「昇進昇格」制度の変更が必要と感じている~


リクルートは16日、「企業の人材マネジメントに関する調査2023(人材の評価/賃金・報酬/昇進・昇格制度編)」を発表した。 変更の必要性を感ずる企業は、「人材の評価」で45.6%、「賃金・報酬」で52.3%、「昇進・昇格」で 45.9%。
理由は、「従業員にとって、より納得感の高い評価にするため」(58.8%、人材の評価、)、「従業員のパフォーマンスを引き出すため」(57.3%、賃金・報酬)、「年功序列の昇進・昇格を是正する」(55.1%、昇進・昇格)が最多。3制度をすべて見直した企業は、従業員エンゲージメントが高いなどが明らかになったとし、制度を通じた一貫性のある見直しが必要としている。
https://www.recruit.co.jp/newsroom/pressrelease/assets/20231116_hr_01.pdf





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